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コロナ禍こそ絵本を読もう!

STの飯田です。

気温差の激しい季節になってきましたね。セミの鳴き声も聴こえなくなり秋の到来を感じます。
新型コロナウイルスの流行でなかなか外出も自由にできず、貴重な幼少期の子どもたちにいろいろな体験をさせてあげられず苦しい想いをされている方も多いのではないでしょうか?

幼児期のお子さんが言葉を学習していくうえで、“なまの体験”はとても大切です。
例えば「カブト虫」という言葉を例にすると、カブト虫を一緒に採りに行ったり、家で飼育したり。
カブト虫は触ってみると硬いなぁ
エサは樹の蜜や市販のゼリーをあげるんだ
セミはうるさいけどカブト虫は鳴かないなぁ
 夏休みに採りに行ったから夏の虫だね
 昼間はあまり動かないのに夜はよく動いてるなぁ

などなど、絵カードで覚える「カブト虫」という言葉ではカブト虫の形や色しか学べませんが、体験を通して得た「カブト虫」には、一つの言葉の裏にたくさんの意味や別の言葉との結びつきがあります。
幼児期のお子さんはまだまだ経験が未熟なため、言葉で説明することで言葉を学習していくことはあまりできません。そのため、このように体験を通して五感を使って言葉に触れていくことが、その後の学習に良い影響を与えてくれます。

そんな中、コロナでなかなか家から出れず、遊びにも行けず、体験なんてさせられない…という時に助けてくれるのが絵本です。
絵本にはいろいろなストーリーやメッセージが含まれているものが多く、登場人物になりきっていろいろな“疑似体験”をすることができます。
なまの体験ほどの五感を使った経験はできませんが、登場人物(動物や虫なども含めて)の行動や気持ちを動きのある絵とともに見ることで、体験と同じように言葉にいろいろな情報が肉付けられていくのです。

よく、たくさん絵本を読むと良いと言いますが、たくさんは量ではなく、質が大切です。
いろいろな絵本を1回ずつ読むよりも、同じ絵本を何回も繰り返し読む方が良いとされています。大人でも同じ本を2回目、3回目に読むと前回分からなかったことが分かったり、新たな発見があったりしますよね!

私もリハでよく絵本読みをしています。
もともと絵本を全然見てくれないお子さんもいましたが、ジェスチャーを入れてみたり、一緒に体を動かしてみたり…といろいろ工夫して、楽しみながら読めるようになった方もたくさんいます♪
写真のお子さんも最初は絵本を見てくれない…とのことでしたが、絵本が大好き絵本少女です!
最近では私の読み方を真似て私に読み聞かせをしてくれます。

さぁコロナ禍の読書の秋です!おうち時間に絵本読みを取り入れてみるのはどうですか?

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