HOME > スタッフブログ > スタッフブログ

訪問リハビリのデメリット

こんにちは。
作業療法士の赤﨑です

前回『訪問リハビリのメリット』についてお話ししました。
しかし、いいことばかりではないので、正直に『デメリット』も挙げたいと思います。

☆主治医とのコミュニケーションが取りづらい
→リハビリの場面で、気管切開や胃ろうなど医療的ケア度の高い子どもさんの一歩踏み込んだ姿勢設定(うつぶせや前もたれ姿勢など)を行う際、主治医にそのような姿勢を取っていいものか確認を取ったりします。病院などでは、院内に主治医がいてるので確認しに行きやすいですが、訪問では診察時に確認してもらったりするので、少し時間を要することもあります。

☆治療器具が不十分
→治療時に「立たせたいなぁ」「この高さの台があったらなぁ」と思うことがあります。まあ、そんな特別な設定は、現実的ではないときもあるんですけどね(笑)

☆他事業所との連携、情報共有が難しい
→複数の事業所を利用されていると、事業所間で書面でのやり取りはあるものの、お互いに忙しい時もあるので、情報が少し遅れてしまうこともあります。

☆リハビリスタッフ同士、顔を合わせて話しをする機会が少ない
→訪問なので、日中はスタッフそれぞれがあっち行ったりこっち行ったりしており、またコロナ禍の影響もあって、複数のスタッフで担当していても、なかなか顔を合わせる機会が少なく、セキュリティのしっかりしたコミュニケーションツールで情報交換しています。

☆自宅なだけに集中できない
→やはり子どもさんにとっては、お家はホームグラウンドになるので、逃げ場もありますし、誘惑されるものもあるので、リハビリに集中できない事もあります。

いいことばかりではなく、悪いこともありますが、病院や施設のリハビリでできること、訪問リハビリでできること別々に考えて、進めていく必要があると思います。

これからもよろしくお願いします。

インスタグラムはこちらまで
フェイスブックはこちらまで

見出しが入ります